砂漠

イエメン

見ておきたい歴史的建造物がたくさん「イエメン」

イエメンはイエメン共和国という国です。
中東、アラビア半島にある共和制国家で、国名はアラビア語で「右」を意味するヤミンから由来しています。

アサヒが登る東に向かって南側の地域と考えられていて、ほとんどが砂漠という地域の中、イエメンは肥沃な大地を持っていたことから、ユムン(肥沃さを表す)にユリアするともいわれています。
当時非常に発達した文明を持っていた古代ローマ人にあっても、幸福のアラビアを称したといわれていたといいます。

そのイエメンの首都はサナアという町です。
この町はノアの息子のセムによって創建されたと伝えられている街で、サナアという地名は、堅牢な要塞という意味を持っています。
非常に古くからの歴史を持っている地域です。
泥を固めて作られた建造物が多く、見た目は砂糖菓子のような可愛いイメージです。

高台から見るとまさしくお菓子の家が集まっているといった感じで、この不思議な魅力のあるサナアは世界遺産登録されています。
世界最古の都市と呼ばれているサナアは、高い文明を誇ってきた町ですが、現在は治安が悪く夜などであることは危険です。
しかしここには世界的に価値のある美しい歴史的建造物が多く、見ごたえのある観光地としても知られているのです。

サナア旧市街地はおとぎの国に迷い込んだようなイメージ

お菓子の家の塊といったイメージのサナア旧市街地は、世界最古の町の一つとしても知られています。
泥を固めて建設されている建物は、写真などで見るとお菓子で作った作り物の家に見える位、可愛いイメージがあります。

古代の歴史がそのまま残されているため、そこかしこに歴史的価値の高い建物が並びます。
現地の人々はまさしく中東、という格好をしていますし、この地を訪れる人たちは、時間でも飛び越えてしまったかのような感覚を覚えるといいます。

城壁バーバルヤマンを潜っていくと、パッと広がる街並み、本当に言葉が出ないほどの美しい街並みです。
街そのものが世界遺産登録されているこの街は、生きているうちに一度は見ておくべき景色ともいわれるほどです。
人気が高い場所なので、日本からもツアーが組まれていますが、中東、治安の悪い地域でもあります。

日本人は治安が悪いといっても、なかなかイメージできませんが、周りでは色々な事件が日常茶飯事に起っています。
危機意識をしっかり持って、ツアーのスケジュール以外、勝手に出歩くなど絶対にしないほうがみの為です。
ツアーのスケジュールで動いている分には、特に危ない事もないはずです。
世界遺産登録されているお菓子のような街、見た目はスイートですが、裏は非常に厳しい現実があるとしっかり心にとめておきましょう。