イギリス

勘違いの多いイギリス

日本人がよく知っていそうで、勘違いが多いのがイギリスでしょう。
正式名称を日本語で、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国といいます。
かなり長い国名ですが、一つの国ではなく、連合王国だからこそこれだけの名前の長さを持っているのです。

英語では、United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandであり、略してUKと呼んだりすることがあります。
実はどこにもイギリスという名称は出てきません。

これにはわけがあり、ポルトガル語とオランダ語の発音から、日本人がなまって覚えてしまい、エゲレスという発音からイギリスになったといわれているのです。
だからこそ、どこを見てもイギリスという言葉は出てこないです。

日本人は簡単にまとめてイギリスと呼んだりしますが、実は4つの国で成り立っています。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各国が連合として形成しているのです。
そのため、連合国家としてはイギリスですが、サッカーのようなスポーツでは個別に呼ぶことも出てきます。

シェイクスピアの国であるということとお茶

イギリスというと、日本人の感覚は紳士の国であると思うでしょう。
ですが、イギリス人は紳士である前に、驚くほどの皮肉家です。

シェイクスピアの国でもあり、何かにつけて引用してくる人も多いでしょう。
素直にしゃべることを良しとしない部分もあり、いろいろと皮肉がセットになってくるのです。
慣れてくれば気に障ることもありませんが、結構嫌味を言われます。

その割には、バーゲンは大好きで、列に並んだりすることも平気です。
噂話なども大好きですが、自分から苦情を言うのは大っ嫌いというのも典型でしょう。

お茶をすることは基本中の基本で、ロンドンでは街中に喫茶店を見つけることはできないとまで揶揄します。
一見すると逆じゃないかと思うかもしれませんが、オフィスにはお茶ができるように設備が整っており、特別に外に出てお茶を楽しむことなんかないとまで言っているのです。
これは実際にあたっていることではありますが、何気にコーヒーも大好きだったりします。

フランス人からは、お茶さえあれば生きていけるとまで言われることがありますが、事実料理にはあまり関心がなかったりもするのです。
新鮮な野菜でおいしいものが食べたいのであれば、イギリスはむきません。

英語はスマートだけれど安全ではない

イギリスといえば、言葉の違いも重要でしょう。
アメリカ人の話す言葉はアメリカ語、イギリス人の言葉が英語という表現をすることさえあります。
名詞などでも違いがありますので、通じそうで通じないことも出てくるのです。

それだけスマートな国なのだから、さぞかし安全であると思うかもしれません。
しかし、治安という面で見れば、イギリスは安全な国であるとは言えないのです。

かつては、テロのターゲットになり続けてきた歴史もあり、今でも決して安全ではない証拠として、本当に数多くのカメラを見かけます。
常に監視の目があることを意識させなければ、犯罪の発生率が高まってしまうことを表しているのです。
サッカーの時には、暴れるフーリガンもイギリスから生まれた言葉であり、何かにつけて発散しようとする若者もたくさんいますので、夜は特に注意しなければいけません。