グアム

アメリカでありながら自治領的な性格もあるグアム

日本人にグアムと聞くとすぐにわかりますが、どこの国と聞かれると意外に知らなかったりします。
グアムはアメリカの領土ではありますが、州ではなく準州にあたるのです。

そのため、本土未編入の状態で、自治領的な性格を持っています。
準州に指定されているのは、グアムのほかにもプエルトリコやヴァージン諸島、北マリアナ諸島、アメリカ領サモアがあるのです。

かなりややこしい関係にある島であり、アメリカの領土ではあるものの、大統領選挙の参政権はありません。
独自の議会を持っていますが、合衆国議会には議決権がない代表を送り込んでいます。
国際的には非自治地域になっていたりもするため、アメリカでありながらグアムであると考えてもいいでしょう。

カーディガンは必携

グアムの通貨はアメリカ合衆国ドルを使うことができます。
アメリカの領土ですので、当然といえば当然なのですが、実は日本円も使えるところがたくさんあるのです。
高額の取引には使用することができないことがありますが、少額であれば問題なかったりもします。

こういった背景には、ハワイよりも近い位置にあるということがあるでしょう。
時差は1時間しかなく、飛行機で3.5時間しか駆らずに到着してしまう距離なのです。
ハワイに行くには7時間ですので大きな差があります。

気候的には、ハワイと同じような感じで、典型的な亜熱帯気候です。
平均気温が26度ですから、ずっと夏であるといってもいいでしょう。
ただし、雨期にはスコールがきますので、うかつに外に出ていたりしないようにしなければいけません。

年中暖かいこともあり、ホテルではガンガン冷房がかけられています。
レストランでもですが、かなり寒く感じることがありますので、カーディガンを用意しておくことが大切でしょう。

電源と水は要注意

ハワイとも同じことがいえるのですが、3穴の電源に見えて電圧に違いがあります。
電圧は110Vから120V/60Hzですので、短時間であればつなぐことは可能です。

しかし、充電したりしていると、ほぼ確実に壊してしまうことになるでしょう。
電圧変換アダプターを必ず用意するとともに、ホテルのあるものを活用するということも大切です。

大事なこととして知っておかなければいけないのは、グアムでは飲料水が貴重です。
水道水には石灰質が大量に含まれており、現地の人でもミネラルウォーターを購入しています。

飲んで飲めないことはありませんが、大体おなかを壊すことになるでしょう。
スーパーで簡単に手に入れることができますが、結構な値段になっています。

グアムなら乾季が一番

日本からも行きやすいグアムですが、ベストなシーズンになるのはやはり乾季の12月から5月でしょう。
それでもスコールはありますが、すぐに止んでしまいますので、気にすることもないぐらいです。

年中暖かく過ごしやすいグアムですが、粉ミルクが持ち込み禁止の扱いにされることがあります。
卵や乳製品は、基本的に持ち込みが禁止されており、その中に粉ミルクが入っているのです。
未開封のものであれば、寮型医療であったりしなければ例外的に持ち込めますので、別に用意しておくといいでしょう。