イタリア

日本でも浸透したイタリア

日本人からの印象とすれば、サッカーと料理の国というのがイタリアでしょう。
日本にイタリア料理が入ってきてから、まだそこまでの歴史はありませんが、ほかの料理を押しのけ、当たり前のように食されるようになってきました。

そんなイタリア料理ですが、日本人の印象としてはオリーブオイルを使い、トマトをふんだんにといった印象があるでしょう。
実はこれはイタリア料理の中でも南イタリアであり、北イタリアではフランス料理に近かったりもするのです。
各地方で特色が強く、イタリアではイタリア料理などないといわれるほど、実は多彩な顔を持っています。

古くから関係のある両国

イタリアと日本の関係は、マルコポーロの時代にまでさかのぼることができます。
つまり、戦国時代の宣教師の中には、数多くのイタリア人がいました。
逆に日本から天正遣欧少年使節が派遣されたのも、大きな関係の一つだったといえるでしょう。

外交関係としては、イタリアが統一され、イタリア王国ができた時代となりますので、19世紀後半に入ってからです。
1866年に日伊修好条約が締結され、一気に関係が近くなります。
ですが、本格的になるのは、枢軸国として三国関係が成立する第二次世界大戦以降であるともいえるでしょう。

とにかくマイペース

イタリアといえば、ラテンの国でもあり、とにかく明るいところが特徴です。
親切な人も多く、表情も豊かで、コミュニケーションをとることが大好きな一面を持っています。

ちょっとおせっかいとまで言われますが、何か協力するのであれば、解決するまで一緒にいてくれるのです。
ですが、ある面ではとても冷めた部分があり、感情が爆発すると手が付けられなくなることもあります。

よくイタリア人を称して、マイペースであるということもありますが、時間などもあまり気にせず、2時間ぐらい遅れるのもへっちゃらなのです。
不平不満を言ったところで、あまり聞いていなかったりもしますので、そういう人たちなのだということを覚えておかなければいけないでしょう。

イタリアといえばサッカーも

イタリアの文化として外すことができないのが、サッカーになります。
カルチョと呼ぶこともありますが、数多くのプレイヤーを輩出してきており、とても熱狂的なファンも多くいるのです。
自分の街のチームを誇りに思っていますので、ちょっとしたことで文句を言ったりすれば、ひたすら食って掛かられたりします。

イタリア代表のユニフォームはブルーで、アズーリと呼ばれたりすることがあります。
ユニフォームの色のことを指して呼んでいますが、ロッソ・ネロといえばホームのユニフォームカラーが赤と黒のACミランであるように、カラーで呼んだりすることが多いのです。