空から見た地形

ペルー

注目のペルー、天空の城だけじゃない

ペルーといえば、日本人にも大人気のマチュピチュがある国です。
紀元前から古代文明が興っていた土地で、16世紀まで世界最大の帝国と呼ばれたインカ帝国の中心地でした。
しかしスペインによる征服で植民地となり、その自際、ペルー副王領の中心地となったことで独立した際、大統領制の共和国となりました。

北側にはコロンビア、北西にエクアドル、そして東にはブラジル、南東にボリビア、南にチリを境とし、西側は太平洋に面しているという国で、首都はリマです。
そんなペルーにはぜひとも見ておきたい世界屈指の観光スポットがたくさんあります。

天空の城、マチュピチュ歴史保護区

天空の城といえばマチュピチュ、日本人なら誰もがそうイメージします。
標高2430メートルという山の屋根に、その昔、どうやって作ったのか15世紀に栄えたインカ帝国の遺跡があります。

山頂には神官住居跡とみられる遺跡、山腹には月の神殿、非常に精巧な作りの遺跡が並びます。
一つの町として形成されていたことが、そこかしこで感じられます。
山の頂上、雲がかかるとその姿はすっぽりと隠され、秘密の城塞のようです。
その昔、建設機器なども飛行機もなかったはずなのに、人海戦術でここまでの建造物を作り上げたのは圧巻です。

ナスカ文化の象徴、ナスカの地上絵

地上から見ただけでは全く分からない、でも上空から見るとしっかりとその絵を見ることができる、この絵を発見した方は、心底驚いたことでしょう。
約800年ほどにわたり栄えたというナスカ文化、その時代に書かれたとされるナスカの地上絵は、巨大で様々な動物、また幾何学模様などが精密に描かれています。

セスナに乗ってその地上絵を見ることができますが、どうやって誰が書いたものなのか、本当に不思議な感覚になります。
宇宙人がかいたという人もいますが、そういう事すら納得してしまう位、不思議な絵なのです。

インカ帝国のクスコの町

世界遺産登録されているクスコ、ここはインカ帝国の首都、象徴と呼ばれる場所です。
クスコは太陽神を吸い拝していたといわれるインカ帝国の地、2度の大地震にさらされながらも、この石造りの建造物が倒れることはなく、インカ帝国の石積みの技術がものすごい物だという事がわかります。
スペイン様式とインカ様式が組み合わさりできている現代の町並みは、非常に美しく、気球からクスコの町を望むという観光も大人気です。

そのクスコにあるメイン観光地となっている場所が、アルマス広場です。
ビラコチャ神殿の跡に建設された大聖堂前に広がる広場ですが、世界遺産の旧市街地中心部にあり、クスコを訪れる多くの観光客が目指す地でもあります。

更にクスコのアルマス広場に面したビラコチャ神殿跡に、100年という長い年月を費やして完成したのが、カテドラルです。
300トンもの銀を利用した祭壇を建物外部から見えることができます。
この祭壇も圧巻です。
この他に、ペルーには大小の島々のあるチチカカ湖、その中に創られているわらで作られている人工の島「ウロス島」など、本当に美しい観光スポットがたくさんあります。