台湾

人気の高い台湾と2つの中国

日本人にもとても人気のある国が台湾でしょう。
親日国としても知られ、いってみたいと思わせる魅力がたくさんあります。

実は日本は台湾を国として認めていません。
2つの中国といわれたりすることがありますが、中国と共に正当政府であるとして主張しているためです。
世界的には、中華人民共和国が中国として受け入れられており、台湾である中華民国は国として認めていない状態にあるといえるでしょう。

それでも、世界には22か国が国として承認しています。
こうした国々は、中国とは国交がありません。

日本の場合には、実質的に国家と同じ扱いをするとしており、正式には認めていない状況です。
政治的にも特別な関係にあるとされており、お互いを重要視しています。

アメリカも国として認めてはいませんが、台湾を別格として国家も政府もほかの国と同様に扱う法律まで制定しているのです。
さまざまな軍事協力も進められており、アジアの安定化に対して大きな力を持っているともいえるでしょう。

こうした状況からも、中国共産党を嫌う人も多かったりします。
昔はスパイも多かった時代があり、今でも見張られているのではないかとおびえる人もいるほどです。

厳重警戒の証としての鍵

非常に人気のある台湾ですが、いろいろと気を付けなければいけないこともあります。
まず、泥棒の多さは、日本からするとびっくりするポイントでしょう。
その泥棒から守るために、さまざまなところに鍵をつけて回ります。

部屋の中にも、いっぱいカギがかかるようになっており、厳重な警戒をするのです。
日本人からすると、かなり驚いてしまいます。

社会インフラとしては、車社会ではなくバイク社会です。
とにかく数多くのバイクが走っており、日本では考えられないバイク渋滞が起こるほどです。
なれていないと、かなり危険な目にもありますので、バイクには十分注意が必要でしょう。

いろいろな言葉を話す台湾の人

言語としては、国語と呼ばれている中国語です。
中国で言うところの普通話で、ほんの少し違いがある程度になっています。
簡体字を使っていませんので、中国よりも日本人には理解しやすいでしょう。

数多くの人が英語も理解するというところも重要です。
教育がしっかりしており、英語の能力もかなり高いのが、台湾の人になります。
多言語を理解する人がたくさんおり、第二次世界大戦の日本との関係もあって、年配の方には日本語を理解できる人も多いのです。

実際に日本語を習う人も多く、結構通じたりすることがあります。
ですが、公共の場で日本語ばかり話すのもあまり好まれているわけではなく、しゃべれるけどできれば英語でと思う人が多いのです。